イニシェリン島の精霊

ある面では『クロース』と似てる映画なのだと気づく。自分の中にある形容できない気持ちを「拒絶」という形で表現した点とか。そのことに(少なくとも)片方は自覚が無い点とか。

個人的には純朴だったパードック(コリン・ファレル)が親友に拒絶されることによって徐々に変容していく「過程」、つまり「人がある経験を通して切り替わる瞬間」を描いてる点が1番ツボなんだけど。その上で彼のバカっぽさが完全に失われたわけではないので、コルム(ブレンダン・グリーソン)は持久戦で勝ち目が無いのは目に見えてる。